SOREL presents My Best Shoes vol.2

SOREL presents MY BEST SHOES vol.2

早速ですが、みなさんは靴選びのスペシャリストでもある「シューフィッター」ってご存知ですか?シューフィッターは、足に関する基礎知識をもとに一人一人の足に合った靴を提案する靴選びのスペシャリストです。実はソレルの商品担当が、国内に30人ほどしかいない「マスターオブシューフィッティング」という上位資格を取得しました!

この動画は毎回ゲストをお迎えし、足の悩みや靴選びに関しての疑問をお伺いし、プロのシューフッターとともに最適な一足をアドバイスするという企画です。第2弾のゲストは、アパレルブランド「アングリッド」のスタッフ石黒晶さんをお迎えし、「夏のサンダル選び」をテーマにお悩みを解決していきます!

第1弾の記事はこちら>

MEASURE YOUR FOOT Step1:足の診断

蒲原:早速ですが、石黒さんの足のお悩みを教えてください。

石黒さん:私は足のサイズが大きめで25cmほどあるんですけど、横幅も広く、ヒールより、普段からスニーカーを選ぶことが多いです。小指がスニーカーにあたったり、靴擦れも普段から気になっているので、今日は自分に合うサンダルを選んでいただきたいなと思っています。

蒲原:承知しました!では実際に足を拝見しますね。

蒲原:計測したところによりますと、足の長さは、右247mm・左243mmなので左右の長さに差がある足になっています。ぐるり一周の足幅は、右235mm・左234mmなので、ほぼほぼ同じ。少し足の長さに左右差がありますので、そういった方は靴選びが難しいと思います。小指が痛くなるということですけれども、今日履いてきていただいた靴を拝見すると25cmで履かれていますよね?SORELもですが、アメリカ製の靴というのはサイズ=足の長さピッタリで作られているので、足の長さ+αどれだけ余りが必要かはご自分の判断が必要。25cmと書いてあるこの靴は、踵から爪先までピッタリ25cmでしか作られていないので、そうすると足が247mmありますので、いわゆる捨て寸と言われる靴の先に必要なスペースがほぼゼロになってしまいます。なので、小指があたってしまう。反対に左足は、243mmなので、25cmの靴だと捨て寸が1cm近くあります。捨て寸は中敷で合わせてみて1cm~1.5cmくらいスペースがあるのがスニーカーでは望ましいと言われています。

石黒さん:知らなかったです。今度から参考にしてみます。

蒲原:こちらが石黒さんのフットプリントになります。すごく綺麗ですね、しっかり指も写っていますしアーチもいいんじゃないかと思います。こちらの特徴としては外角線が飛び出しているというところで、足のアーチの上の方が内側に倒れているような足というふうに見受けられます。こういった足は歩いて体重をかけたときにグッと骨が内側に倒れてアーチを潰すような形で歩いてしまうという特徴があります。いわゆる外反扁平足と言われていて、踵骨が内側に倒れてしまい、体重でアーチを全部潰してしまうという歩き方になっているかと思います。その結果内側の方に体重がかかり、たこができたり扁平足や開張足になったり、連鎖して起こっているように思います。簡単に歩行を見るために右足でぎゅっと片足で踏み込んでいただきたいんですけど、ちょっとやっていただけますか?

Check Point!扁平足の方の対策

蒲原:わずかですけれども、ここの舟状骨が内側に倒れている感じがわかると思います。この高さからグッと下に落ちますよね。人間誰しも落ちるんですけど、これがグッと入りきってしまうと、いわゆる外反扁平足というかたちになって、親指の付け根と先に負担がかかってアーチが潰れ、歩行の容態が悪くなるということになります。

石黒さん:私のような扁平足気味の人に合うサンダルを選ぶとき、どういったところを注意したらいいですかね?

蒲原:扁平足気味の方、もちろんそうでない方もなんですけど、サンダルを選ぶ時は必ずアーチが合っているものを選ぶといいと思います。アーチといってもいわゆるわざとらしくすごく盛り上がっているもので足を突き上げるようなものを選ぶ必要はなくて、土台のカーブと足のカーブが合うものを選んでいただくのが一番重要かなと思います。さらに扁平足気味の方でしたら、市販のパッドになるんですけど、アーチを支えるものや前滑りを防止するパッドがありますので、こういったものを組み合わせて足が前滑りせず土台にしっかり乗っているという感覚があるサンダルを選ぶのがいいかと思います。

石黒さん:参考になります。やってみます。

HOW TO CHOOSE SHOES Step2:靴を選んで、履いてみよう

大極:ではSORELのサンダルの中で、石黒さんに合うサンダルはどれでしょうか?

蒲原:まず今回石黒さんにおすすめしたいのは、“ジョアニー 3 アンクルストラップ”です。こちらは足を押さえるベルトがたくさんあるので、幅が広くても逃げ道があるので、小指があたりにくい仕様になっています。

また先が切りっぱなしになっていて、折り込んでいないので、指の先があたりやすい方もストレスなく履いていただけるという特徴があります。甲もちょっと高めでしたので、こちらは内側に伸縮するバンドが付いていますから、甲高の方でも履いていただける仕様になっています。

もう一つは、“キネティックインパクトワイストラップハイサンダル”になります。

シンプルなワンストラップになっており、こちらも前のベルトが切りっぱなしになっていてステッチもない仕様になっているので、革が伸びても糸は伸びにくく、馴染んだ時に糸が食い込むことが多いんですが、そういったストレスもなく革の馴染みを楽しんでいただけると思います。足首ベルトもしっかりしていて、クッションが付き、しっかり締めても痛くない仕様になっていますのでこちらもおすすめになります。では早速履いてみてください。

蒲原:今履いていただいているのは、“ジョアニー 3 アンクルストラップ”の25cmになります。先ほどのスニーカーだと、25.5cmとか、プラス1cm~1.5cmがいいですよとお伝えしましたが、サンダルの場合は別で、0.5cmくらいを目安にしていただくといいと思います。理由としては踵が後ろに出るのがサンダルの理想になっていますので、しっかりと足を後ろに抑えていただいて、踵を出した状態で歩いていただくというのが理想のサンダルになります。アーチのところもピッタリですね、靴が曲がるべきところと足が曲がるべきところの位置がちょうどいいかなと思いますが、履き心地はいかがですか?

石黒さん:めちゃくちゃフィットしていて、全然ずれないので、歩きやすそうだなと思います。

蒲原:結構ヒールも高いんですけどそんなに高さを感じないんじゃないかと思います。

石黒さん:そうですね、結構安定感もあるので、ずれたりせずに長く履けそうです。

蒲原:こちらは“キネティックインパクトワイストラップハイサンダル”の25.5cmサイズになります。こちらは先ほどのサンダルよりもやや長さが短めの設計になりますので、さっきは25cmで良かったんですけど、25.5を履いていただいています。

石黒さん:これも全然ずれもないですし、長時間履いていても楽そうですね。

蒲原:こちらも指が曲がるところと足が曲がるところが合っていると思いますので、足横の隙間もあまりなく履いていただけていると思います。ただ25.5cmをお選びになったところで、左足が緩くなっていると思いますので、ここに調整が必要ですね。

蒲原:最初に履いた“ジョアニー 3 アンクルストラップ”は右足がちょっとキツめで左足がぴったりみたいな感じで、革が伸びることを考えて80点くらい上げられるかなと思います。反対に“キネティックインパクトワイストラップハイサンダル”は、右足がピッタリで、左足がやや緩めな感じだったので、馴染むことを考えて70点くらいかなと思いますが、どちらがお好みでしたか?

石黒さん:そうですね。先ほど履いてみた感じだと、どちらもすごく履き心地が良くて悩みますが、私身長が166cmで結構高身長になるので、高いヒールを履くことがなかなか少なく、スニーカーを履くことが多いので、キネティックインパクトの方が普段使い的に手に取りやすいと思います。

Check Point!パッドを使って左右差を調整!

蒲原:そしたら小さい方の足のフィットと、扁平足気味の対策で、パッドを施してなるべく100%に近いフィッティングに仕上げていきたいと思います。

石黒さん:お願いいたします!

蒲原:今は市販で色々なサンダル用のパッドが売っていますので、気軽にお試しいただけます。まず一つは三日月状のアーチをサポートするようなかたちのパッドです。これを貼ると足が安定するので、一回試してみましょう。

貼る場所は、みなさんアーチというと、土踏まずのあたりに貼りがちですが、アーチの根元は足の付け根から始まっていますので、先ほどの骨が倒れてしまう場所があったと思います、そのあたりを意識して、ちょっと奥の方に貼っていただくといいと思います。こういったパッドは貼って剥がしてができるので、ちょっと違和感があったら、ご自身のいいところに見つけて色々試してみてください。先ほど左足の方がちょっと緩かったと思います。そういった方にはミリ数が選べるサンダル用のすべり止めが売っていますのでチェックしてみてください。

こちらは1mmのタイプですが、これを貼っていただくと、足が前すべりせず、ずれずに履いていただけます。これは指にかからない部分に貼ります。こちらで試してみてください。

石黒さん:すごい!浮きがなくなりました。

蒲原:ストラップとの隙間がなくなると前滑りしにくいので、いいかと思います。このパッドは3mmくらいまで市販で売っていますので、試してみてください。アーチの部分違和感ありますかね?もうちょっと前かな?

石黒さん:すごく守られている感があります。

蒲原:突き上げちゃう感じがあると足の裏に炎症ができてしまうことがあるので、あまり望ましくないですが、ちょうど良い気持ちいいところがあると思うので、動かして確かめていただくといいかもしれません。パッドをつけてみていかがでしたか?

石黒さん:より履きやすくなりました!

蒲原:良かったです。こういったパッドはどこでも売っていますので、ご自身に合うものを皆様もお試しになってみてください。

大極:石黒さんすごくお似合いですね。今日のお洋服にもぴったりなサンダルです。

石黒さん:ありがとうございます。今年の夏、絶対にこのサンダルめっちゃ履きます。

大極:他にどんなボトムスとかお洋服を合わせたいですか?

石黒さん:そうですね、普段からデニムのスタイリングがすごく好きなんですけど、夏だったらワンピースに、こういうスポーティーなサンダルを合わせたいなと思います。

大極:いいですね!石黒さんの着こなしを楽しみに、インスタとかチェックします。

石黒さん:ありがとうございます!

本日ご紹介した靴は全て春夏の新作となっておりますので、店舗やウェブでぜひチェックしてみてください。次回は秋のブーツ選びをお送りしたいと思います。またシューフィッターの蒲原さんの診断のもと、どのように選んだらいいかみなさんと一緒に学んでいきたいなと思います。それではみなさん最後までありがとうございました!

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